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2008年1月25日 (金)

「指輪物語」は異端

魔法少女リリカルなのはStrikerS Vol.7 DVD 魔法少女リリカルなのはStrikerS Vol.7

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「魔法少女リリカルなのは」を見ていてふと思った。

『指輪物語』のガンダルフってどこが魔法使いなんだ?

私は小説を途中で挫折して映画「ロード・オブ・ザ・リング」しか通しで見ていないが、ガンダルフが攻撃魔法で敵を倒すシーンは一度もない。RPGから「指輪物語」に入った人間としては、ガンダルフの存在に違和感を覚えてしまう。作品の発表時期からして指輪が原爆を暗示しているのではないかという説があるが、作中に(指輪に限らず)大量破壊兵器的な魔法が出ないため「どこが?」と思ってしまう(偏見を抜きにしても、トールキンは戦時中に原稿の大半を書いてるためプロットレベルで原爆の影響を受けることは考えにくい)。

そもそも原書の「アスタリ」を「魔法使い」と邦訳してしまったのが間違いではないか? 少し調べたところ、ガンダルフはトールキンが創作した神話においてキリスト教の天使に相当する立場である。それを「人間の中の異能者」というニュアンスが強い日本語の「魔法使い」に訳してしまうのはどうかと思う。作中の役割から考えても「使徒」という訳のほうがよさそうに思える。

違和感といえばもうひとつある。「指輪物語」は非力なホビットがモンスターから逃げ回る話で、剣豪が巨悪を倒すわけではない。神話の英雄からアーサー王伝説、そして20世紀後半の「スター・ウォーズ」に継承されたファンタジーの重大な要素が「指輪物語」には欠落しているのである。

はっきり言って「指輪物語」は「ファンタジーの元祖」ではなく「異色作」である。DQ,FFから「指輪物語」に入った日本人はいくらでもいるだろうに、私のような違和感を感じる人がいないのか不思議だ。

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